耳鳴り・難聴・めまいを治す生活の中での改善法
ストレスとは人生のスパイス
耳鳴り・難聴・めまいの発症とかかわり深いストレスですが、初めてストレスという概念を提唱したセリエ博士は、「ストレスは人生のスパイスである」と説いています。 ストレスをただの悪者ととらえるのではなく、人生に必要なスパイスであると考えることは、予期しないストレスに対応する上でとても大切なことです。
以下にストレス対策のポイントを挙げておきます。
- ストレスは人生に欠かせないスパイス。 スパイスの効きすぎた料理は舌になじみませんが、スパイスの無い料理も味気ないものです。
- 過剰なストレス、その人の処理能力を超えたストレスは心身に負担をかけ、病気の引き金になるので注意しましょう。
- ストレスがたまりすぎたら、解消するためのガス抜きが必要です。 自分にあったガス抜きの方法を見つけましょう。
- 試練の場に立たされた時や挫折を経験したときなど、大きなストレスにさらされますが、それを乗り越えようとする意欲が新たな活力源となります。 ストレスは人が成長し、大きくなれるチャンスです。
- 日ごろ、自分がどれくらいストレスにさらされているのか、処理能力の限界にきていないのか、自分のおかれた状況をチェックすることも大切です。
- 上記自己点検とともに大切なのが、ストレスをコントロールする生活術です。 ストレスでつぶれっるまえに、ストレスがかかりすぎないようにするためにはどうしたらよいのかを考え、自らストレス管理に努めることが重要です。
耳鳴り・難聴・めまい日記をつける
自分がどのようなときに耳鳴り・難聴・めまいを起こすのか、どのようなときに症状が重くなるのかを、客観的に分析するために有効なのが、耳鳴り・難聴・めまいの日記をつけることです。 このような記録があると、耳鳴り・難聴・めまいの原因を突き止めるのに役に立ちますし、症状が起こりやすい、あるいは悪化しやすい状況をあらかじめ回避する手立ても講じることができるようになります。 以下に記録すべき内容を挙げておきます。
- 天候
- 睡眠時間
- 耳鳴り・難聴・めまいの症状の程度と特徴、持続時間など
- 耳鳴り・難聴・めまいの症状の日常生活における支障度
- 吐き気、頭痛、肩こりなど、付随して起きた症状
- 治療に用いた薬
- 一日を振り返って気になったこと（忙しさ、不安感、憂うつ感、ストレスなど）
- 女性の場合は月経周期
自分にあったストレス解消法を見つける
ストレスの感じ方が人それぞれ違うように、どのようなストレス解消法がふさわしいのかも人によって異なります。 何をすればストレスの解消になるのか悩んでいる方は、次にあげる生活のポイントを参考にしてみてください。
- 睡眠を十分にとる
- ３食決まった時間にとる
- 考え方や行動にゆとりを持つように心がける
- ストレッチや軽い運動をする
- 日常生活に小さな喜び、小さな幸せを見つける
- たばことお酒は控えめにする
耳鳴り・難聴・めまいを改善する食生活
耳鳴り・難聴・めまいを改善・予防するためには、食生活にも配慮することが大切です。 １日３食、栄養バランスのとれた食事を取ることが基本ですが、あわせてビタミンＢ類の摂取を心がけましょう。
ビタミンＢ１２は、末梢神経の代謝を促す作用があり、耳鳴り・難聴・めまいの治療薬としても使われています。 ビタミンＢ１２を多く含む食品には、レバー、あさり、しじみ、さんま、筋子などがあります。
ビタミンＢ１は、不足すると疲れやすく、脳の働きを低下させてしまうのでこれも欠かせません。 ビタミンＢ１を多く含む食品は、豚肉、レバー、ピーナッツ、ごま、大豆などがあります。
ビタミンＢ２は、不足すると疲労や老化の原因となる過酸化脂質が体内にたまりやすくなります。
ビタミンＢ６は、免疫力を強化する作用があります。
これらビタミンＢ群が不足しないよう、献立を工夫しましょう。 このほか、疲労回復を促し、ストレスへの抵抗力をつける効果のあるビタミンＣ、脳の神経細胞の興奮を抑える働きのあるカルシウム、貧血予防があり、エネルギー代謝に欠かせないタンパク質の摂取も心がけましょう。
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